千葉県では県営水道の料金について、県知事は県議会で、
2026年度をめどに20%程度値上げを行う方針を示しました。
将来的な水の需要量や施設の更新・耐震化などから、水道料金の値上げについて検討を進めた結果
約23%の値上げが必要となるとのことです。

値上げが必要とされた理由の1つには、水道管の更新にかかる費用
千葉県営水道の水道管は全長9300キロに上りますが、設置から40年が経過している箇所はは約3割に上るということです。
昨年7月、千葉市の中心部に近い住宅街で老朽化した水道管が破損し、大量の水が道路にあふれて冠水。
周辺の道路が一時、通行止めになる事態も起きました。

水道事業を巡っては各地で管路の老朽化が進み施設の更新が求められるなか、
人口の減少などによる経営状況の悪化が課題となっています。

全国およそ1400の上水道事業者のデータを独自に分析したところ、
耐用年数を超え「老朽化」した水道管の割合は、平均で22%と10年で3倍近くに増える一方
水道管の更新を担う技術職員の数も減少していました。

2046年の水道料金 値上げ率48%

試算では2021年度の全国1243の水道事業者のデータや将来の人口の推計をもとに
25年後の2046年に経営が赤字にならないために必要な水道料金を計算しました。

このように、飲料水や生活にもかかわる”水道の水”にもいろいろと考えることが
実際に起こっている世の中になってきています。